新しい発見に満ちた移動支援のお仕事

利用者さんの社会参加や外出の機会を支援する『移動支援』のお仕事も、訪問介護や障がい福祉サービスの事業所の大事な業務のひとつです。

最近の深刻な人手不足で、給付が決定(制度を使えることが決まっている)している利用者さんが移動支援を使えない状況が今までにもまして増えています。

移動支援の仕事は楽しい仕事でもあるので、そのやりがいと実際を積極的にアピールしたいところです。

移動支援に従事する仕事は、ガイドヘルパーとも言われ、主に知的障がい者さんや、身体に障がいを有する方の外出時のサポートをする役割を担っています。

他に、行動障がいがある人に対する支援に従事する『行動援護』や、視覚障がいのある方へのサポート『同行援護』などがあります。

利用者さんも、小学生の方から年齢の高い人まで、実に様々な方がいます。一般的に思い浮かべる『介護』のイメージからは想像できないかもしれません。

写真は私が最近、移動支援のお仕事で行った葛西臨海公園の大観覧車からの東京の眺望です。利用者さんも大いに楽しんでいましたが、ヘルパーの私も一緒になってはしゃいでしまいました。

利用者さんも障がいはあれど、それ以外は一般の人と変わらない場合もあります。若い利用者さんは、乗り物が好きだったりもしますので、自分だったら行かないであろう『鉄道博物館』や『地下鉄博物館』、『京王レールランド』、『ロマンスカー博物館』等など、実にマニアックな場所に連れて行ってもらったり(?)など、ヘルパー自身の世界を拡げてくれたりもします。身体障がいのある方も、障がいがある以外は他の人と変わらないし、働いている方もいますので、アニメやゲームなど自分の知らないものを教わったりと、正に、『対人援助の仕事は双方向』と言うのを実感することができます。

移動支援の仕事での行き先は、本人やご家族があらかじめ指定してくる場合もあれば、ヘルパーが決めるパターンもあります。また、利用者さん本人しか分からないこだわりで、どこに行くか分からない『ミステリーツアー』状態のこともあります。それはそれで、ワクワクします。

移動支援のお仕事に赴くためには市区町村が定める研修を受ける必要がありますが、週末だけ、とか、来月はこの日とこの日が入れます、等といった仕事のは入り方もありますので、ダブルワークにも最適と言えるでしょう。お給料も、行動援護従業者で働けば、事業所によって異なりますが、時給2000円超〜3000円弱程度にはなります。特に週末の支援はロングが多いので、週末だけのアルバイトでも月10万円以上とか稼ぐことも可能です。

いかがでしょうか? これからも、介護の仕事のリアルをお伝えしてゆきたいと思います。

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