
毎年開催されている国際福祉機器展ですが近年、AIを活用したツールが目立つようになりました。特に施設向けのツールでは、外国人介護士とのコミュニケーションを円滑化するインターフェースが搭載されるなど、多様な人材ありきの環境が前提となる時代が来ていることを実感します。
また、『Microsoft Copilot』や『Google Gemini』など、一部制限があるもののアカウントがあれば無料で使えるAIツールがあるので、仕事でも積極的に活用している人もいるかもしれません。各種マニュアルや資料作成、研修計画や職場環境等要件などの取り組みの検討などに大いに使えます。
国も、業務効率化や生産性向上のためのデジタルツールの積極的活用を推進しています。
ただ、訪問介護の現場で働いていると、まだまだアナログが蔓延していて非効率的な作業が多く、自らの首を絞めているとしか思えない状況も多々あることを感じています。ケアプランデータ連携システムが無料化されたのですが、積極的に地域で取り組んでゆこうといった流れがないのが残念過ぎる介護・福祉業界の現実です。
大手は積極的に取り組んでいますが、訪問系で大多数を占める小規模事業所では、なかなかアップデートできていません。
そんな状況ですが、危惧する声も少なくなく、各団体等が積極的な読みかけを行っています。
介護ニュースJoint『介護支援専門員協会、AI活用支援に本腰事業計画の重点課題に』
介護・福祉業界のダメなところの一つですが、民間が遅れていて、国が尻を叩いているのが現状です。国を挙げてめっちゃ取り組んでいますので、私たち自身も積極的にアップデートしてゆきましょう!
公益財団法人東京都福祉保健財団『介護DX推進人材育成支援事業』
厚生労働省『令和7年度 介護現場の生産性向上に関する普及加速化事業 生産性向上ビギナーセミナー・フォローアップセミナー』
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