
▲Google Apps Script(GAS)で、バイブス(雰囲気)でコーディング(バイブコーディング)して創ってデプロイした訪問記録アプリ(特定事業所加算対応仕様)
2025年、衝撃の幕開け:非エンジニアの私が「AIエージェント」とアプリを作った話
2025年、私たちは歴史的な転換点に立ち会っています。
これまで「アプリを作る」といえば、専門的なプログラミング言語を操るエンジニアだけの特権でした。しかし、AIエージェントの登場が、その常識を根底から覆してしまったのです。
介護・福祉の現場で働く「非エンジニア」の私が、業務で即戦力となるアプリを短時間で構築できてしまう——。そんな、少し前までは魔法のようだったことが当たり前になった世界について、お話ししたいと思います。
「欲しい人が作る」が最強である理由
昨年の福祉機器展に足を運んだ際、多くの素晴らしいWebサービスやアプリを目にしました。しかし、現場で働く皆さんは、一度はこう思ったことがあるはずです。
- 「この機能はうちの事業所にはいらないんだけどな…」
- 「この加算要件を自動でチェックしてくれる項目が欲しい!」
- 「ベンダーに修正を頼むと、見積もりが雪だるま式に増えていく…」
これまでは、現場の「痒いところ」をIT業者に翻訳して伝えるだけで一苦労でした。しかし、AIエージェントを活用すれば、「欲しいものを、欲している側が作る」ことが可能になります。
現場の細かなルールや使い勝手を一番知っているのは、私たち自身です。その当事者が、AIをパートナーとして直接形にできる。これこそが、汎用的な既製品には真似できない「現場最適化」の究極の形なのです。
AIは仕事を奪うのではなく、「創造」の楽しさをくれる
「ホワイトカラーの仕事がAIに奪われる」というニュースを耳にしない日はありません。確かに、定型的な業務はAIに置き換わっていくでしょう。しかし、これは見方を変えれば「最高に楽しい時代の到来」でもあります。
これからの時代に求められるスキルは、コードを書く技術そのものではなく、「現場の課題をどう解決したいか」という構想力です。
介護福祉の仕事は、直接的な介助だけではありません。
「どうすればスタッフの負担が減るか?」「どうすれば記録が正確に残るか?」といったクリエイティブな試行錯誤も、立派な介護福祉の仕事の一部です。AIを使いこなし、自らの手で環境をアップデートしていく。そんな「楽しむ力」を持った人材が増えれば、業界はもっと人を惹きつける魅力的な場所になるはずです。
実践!スプレッドシート×GAS×AIで生まれた「訪問記録アプリ」
今回、私が実際にデモ画面を構築したのは、「スプレッドシート × Google Apps Script (GAS) × AIによるバイブコーディング」を組み合わせた訪問記録アプリです。
このアプリは、以下のこだわりを詰め込んでいます:
- 加算要件の自動クリア: 複雑な算定ルールをシステム側でチェック。
- 現場目線のUI: ヘルパーさんが迷わず入力でき、サ責(サービス提供責任者)が管理しやすい。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 自作だから開発費はゼロ。
もちろん、テスト版ができてからの試験運用やデバッグには時間がかかります。しかし、ゼロからイチを創り出すハードルがこれほどまでに下がったことは、まさに「衝撃」の一言に尽きます。
介護報酬を「外」ではなく「皆のお給料」へ
最後に、私が自作にこだわる大きな理由を伝えさせてください。
介護業界の原資である介護報酬は、限られています。高額なシステム利用料として外部に流出させるのではなく、業務を効率化して生まれた余裕を、少しでも現場で働く皆さんの給与に反映させたい。
「やってみたら、自分たちでもできた」
この成功体験が広がることで、介護・福祉の現場は「おもいほか楽しい・面白い」場所へと進化していくと信じています。テクノロジーを味方につけて、私たちの手で現場をより良くしていきましょう!



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