激動の時代〜それでも前向きに…

訪問介護事業所の大量倒産や閉鎖の報道が目立っていますが、ある意味、これも時代の流れなのかもしれません。

いつの時代も、個人的な問題であろうが社会的問題であろうが、私たちは常に何らかの問題や課題を抱えていました。それは今現在でも同じです。

私は、休みの日には出掛けることが多いのですが、海外からの旅行客の多さには、いまつも驚かされます。コロナ禍が明け、時代が確実に変わったことを実感させます。
例えば、私も桜の季節や紅葉の季節に年1〜2回は訪れている河口湖では、ほとんどの旅行客が海外からのお客さんで、お店のメニューも英語、土産物屋のおばちゃんやお兄さんも普通に英語で喋っている風景を見ると、確実に時代が変わったことを感じさせます。
欧米からのお客さんばかりではなく、中国や東南アジア各国からのお客さんも目立つようになりました。本当に、時代の変化を感じさせます。

かつての高度経済成長期、バブル崩壊以前は、逆でした。学生でも普通に海外旅行に行けた時代もありました。(もちろん、今も昔も、日本でも外国でも、格差はあります。)

政治や政策が間違っていた面もあるかもしれませんが、やはり、少子高齢化と無関係でない気がします。人間は年齢ではないと言われていますが、年齢があがるとリスクを取ってでも新しいことにトライしたり、失敗してもとりあえずやってみる、と言う空気は少なくなってゆくでしょう。変化よりも、今までやってきたことを続けたり、リスクや失敗よりも安定や変化しない、させない方の圧力が相対的に強まることでしょう。

介護業界はきつくて給与が低いといった負のイメージが一部にあり、離職理由でもっとも多いのも人間関係と言われています。
でもこれって変ですよね。
私たちの仕事は、そもそも人間を相手にサービスを提供するのが仕事で、対人関係のプロです。

合理的に考えたら、みな気持ち良く働いて、そのためにコンプライアンスを重視し、時代に応じて新しいことをどんどん取り入れた方が良いに決まっています。お給料も上がり、働いて良かったと思える職場は職員の定着率を高めます。良いことずくめです。

でも、なぜ、現実は違うことが多いのでしょうか?
それが人間、と言ってしまえばそれまでなのですが、贖おうとすることも、また人間です。

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