介護職の私がPythonを学ぶ

国際福祉機器展(H.C.R.)2025で介護ソフトや現場で使える各種アプリの最前線を見てきた私が、「これはいいかも!」と思って「自分でもできるかな?」と挑戦したくなってみたものがいくつかあります。もちろん既製のアプリでも多数リリースされているのですが、なぜか自分で実装してみたくなるのが私の長所(短所?)かもしれません。

介護や福祉の現場仕事、利用者さんに対する直接支援の仕事も好きなのだけれど、国の各種審議会で検討されていることや法改正を読み解くのも、現状の課題をそういった方向性で検討していて、そう結論付けたか!などと知るのが、なんとも『考察』ファン心を刺激されるので好きなんです。

で、新たに課せられた各種の運営基準や要件を、デジタルの力で簡単かつバッチリ解決、な仕組みを作るのも、そこにたまらない面白さを感じてしまう私なのです。

国際福祉機器展(H.C.R.)2025で目立ったのがAIを活用したアプリなのでした。記録作成の簡略化で音声入力と、話し言葉といったフニャフニャした文章を、AIを活用して正式な書類にふさわしい文に整形してゆく機能が目立っていました。

いわゆる録音データから、もしくはリアルタイムで議事録を作成してゆくアプリは今では巷にあふれていますが、例えばこれを自分で実装できないか?、と作りたくなる心を刺激されたのでした。

アプリの中には、ChatGPTで有名なOpenAIのWhisperをエンジンで使っているものがあります。Whisperは音声データを文字化するアプリなので無料で使えるのですが、Pythonのコードで書かれているのでPythonが使えるようにならないとなりません。

先の記事で、Googleコラボラトリーを活用した議事録文字起こしを紹介しましたが、ローカル環境での構築が失敗した経緯もあり、プログラミング言語のPythonの本を何年かぶりに引き出しから出して見ました。

その本は、「『シゴトがはかどるPython自動処理の教科書』著:クジラ飛行机著・発行:株式会社マイナビ出版」なのですが、自動処理に関してはWindowsにデフォルトで付いているPowerAutomateDesktopで比較的簡単にできることが分かり、そちらでデスクトップアプリを作るようになっていたため、Pythonは引き出しの奥に仕舞ったままになっていたのでした。

Pythonを使うには仮想環境やPATHなど、なんじゃそりゃ、的な知らないワードがたくさん出てきたので、改めて日の出を見ることになったのでした。

仕事ではUDトークを使っているのですが、いまいちの精度なので、これを期にPython×Whisperに挑戦することにしました。議事録アプリとして成立させるためには文字化された疑義録をAIで整形してゆく必要があるのですが、API利用は有料版でないとダメなので、コピペ対応でいきたいと思います。Google GeminiのGemマネージャーはプロンプトを指定できるので、Whisperで文字化されたものをGemにコピペして議事録として整形してゆく感じでゆけば無料版でOKです。

『Whisperをローカル環境で使えるようにする!』が、次なる目標になりました。。。

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