
障害福祉サービスも運営している訪問介護事業所では、移動支援という仕事をされているところもあります。移動支援従事者は、別名ガイドヘルパーとも言われています。
市町村がおこなう事業のため自治体によって異なる部分もありますが、移動支援とは、障害のある方の社会参加やレクリエーション等のための外出を支援する仕事です。(視覚障害のある方への支援は同行援護と言い、別の制度になります。)
週末の電車内で、利用者さんとヘルパーさんといった感じの人を見かけたことのある人もいるかと思います。それが移動支援のお仕事になります。
移動支援の利用者さんは、知的障害のある児童の方から大人の方、車いす利用の方まで、様々な人がいます。知的障害というと、知らない人にとっては何だかよくわからないとは思いますが、実際接してみると健常者のように裏表がなく、駆け引き的な人間関係もなく、純粋でカワイイ人も多いのです。この仕事をしていると、世間に擦れた自分を恥じる場面も多々あります。
さて、実際の移動支援は、本人やご家族が行き先を決める場合もありますが、ヘルパーが行き先を決める場合もあります。提案することも多いです。散歩や外出が好きな人は、趣味と実益を兼ねることだってできちゃいます。
で、例えばあさ9時にご自宅にお迎えに行って、午後4時に帰宅する予定だとしましょう。ご利用者さんはもちろん、自由な人が多いので一筋縄ではいきません。あっちへ行ったりこっちに行ったりする人もいます。で、そんな利用者さんとの外出を終え、午後4時ピッタリ、誤差前後1~2分で帰宅できた時は、妙な達成感に包まれます。自分でも、スゴイって思ってしまうのです。自分のことながら、まさに職人芸。。。移動支援職人と言える自分のよってしまうのです。自己満足なんですが。。。
移動支援は市町村などが主催、委託している比較的簡単な講座を受講するだけで資格を得られます。週末だけの仕事も多いので、一般企業で働く人もダブルワークとして、平日の仕事とは全く違う移動支援の仕事をしてみて世界を広げてみるのはいかがですか? また、定年退職された方の、第二の人生の仕事としても最適だと思います。社会参加や社会貢献にもつながります。1日支援の仕事も多いので、お給料もそれなりに良いですよ!
あなたもぜひ、移動支援の仕事に挑戦してみませんか‼

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