
仕事で必要に迫られたことがきっかけで、VBAやRPA等のプログラミングをはじめることになったのだが、いざ実行してみると、その圧倒的な早さと正確さに驚愕してしまった。一度、プログラミングの魅力を目の当たりにすると、覚える前の自分には戻れないらしい。
YouTubeでもIT関係の動画は少なくなく、見るようになったのだが、ちゃんと学んでみたくなり、上記の写真の本などを読むようになった。ITパスポートの試験を受けるずっと前のことだけれど、試験には役に立ったと思う。
実際に我々が使っているコンピューターは、ずっと複雑な電子回路だが、基本となる最小単位の仕組みは小学生でも理解できるくらい簡単なものだ。
論理ゲートと呼ばれている回路は、半導体のトランジスタを導体、絶縁体に切り替わるスイッチとして、電気が流れる、流れないを制御するものだが、こんな回路を気の遠くなるくらい用意して組み合わせると、今や何でもできるコンピューターができるとは信じがたい。しかしながら、その最小単位は至極単純だ。論理ゲートという物々しい名前だが、意外にも単純明快な回路だ。
例えば、8ビットなら、電気が流れる流れないが制御されて点灯している豆電球と消灯している豆電球が8つ並んだもの。この並び方が何を意味しているかは別途コードで意味を与える。表すものは、文字でも色でも何でもよい。明暗の並び方はメモリーとして保持され、取り出したり再度入れ直したりできる。この箱がレジスターで、レジスターに入れたり出したりすることで演算できる。だから、コンピューターのプログラムは、変数宣言、順次処理、条件分岐(真偽制御等)、繰り返し等などで成り立っている。プログラミング言語の独特な作法は、レジスター操作がプログラムの本質だからである。
入門的な本で学べるのはここまでで、これ以上はぐっと難しくなる。が、基礎の本を読むと、ぐっとコンピューターやプログラミングへの興味が増す感じがする。
勉強することは新しいものに出会えることなので、新しもの好きな人にとっては、勉強することは楽しい。。。
『コンピュータはなぜ動くのか 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識 第2版』 矢沢久雄著 日経BP
『プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識 第3版』 矢沢久雄著 日経BP
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