介護業界とITパスポート【介護DX】

本サイト管理人で介護職の私が今、リスキリングとして現在勉強しているのが『ITパスポート』です。

ITパスポートとは?

『ITパスポート』とは経済産業省が2009年から導入し、ITの基礎知識を身につけていることを証明するための国家試験になります。
グローバル化が進み、『IT』が世界共通言語となっている現代において、日本から世界に飛び立てる人材になる願いを込めて『ITパスポート』と名付けたそうです。現代人必須のITの基礎を有していることを証明するもので、高校や大学の中でカリキュラムに組み込まれていることもあったり、企業でも取得を推奨しているところが増えています。

デジタル化社会と『ITパスポート』

受験者は年々増加傾向にあり、令和に入ってからは毎年10万人を突破しているそうです。これから社会で活躍する人材の登竜門として広く活用されている試験で、いわばITやデジタルの基礎資格(ITに関する基礎的な知識を有することを証明)と言えるでしょう。
今やITスキルはどのような業種・職種で働くにあたっても切り離せません。その基礎的なスキルを証明できるのが『ITパスポート』なのです。もちろん、国をあげてデジタル化を推進している介護業界も同様です。

企業活動と法務・経営戦略と『ITパスポート』

加えて『ITパスポート』の試験で出題される内容はITのことばかりではなく、財務諸表の見方や個人情報保護、労働基準法などの企業活動における法務、マーケティングや市場などの経営戦略、各種マネジメントまで実に幅広く、ITの前提となる企業活動そのものも出題されます。
現在、介護業界では急速にデジタル化が進められています。もっとも、介護業界に限らず、どの業界業種でも同じですが。介護業界でも、各法人や各事業所において求められる資格になるかもしれません。
デジタル化が進むと『ITリテラシー』や『情報リテラシー』が必要になります。これらは、今やあらゆる業界や業種の仕事で必要とされています。

デジタル化ではないDX化

よく、DX化しようと各種のデジタル機器を導入したがうまくいかず、せっかく導入したシステムが有効に使われないままになってしまっている、という話も聞きます。これは、DX化に向けて具体的に企画し、イメージに共有をおこない、そのために何を導入し、教育も含めてどのように運用してゆくのかのビジョンが不足していることに起因しているのだと思います。企画・共有 → 導入 → 教育 → 運用 → アセスメント・フィードバックといった流れがDX化には必要です。

必須となる『ITリテラシー/情報リテラシー』とDX化

『ITリテラシー/情報リテラシー』を高められる1つ目は、勉強する過程でITリテラシーや情報リテラシーを高められることです。『ITリテラシー』とはITを理解して使いこなす知識やスキルを指し、『情報リテラシー』とはそれらを効果的に活用する能力を指します。
『ITリテラシー』や『情報リテラシー』は、今やあらゆる業界や業種の仕事で必要とされています。セキュリティの知識についても最低限の知識は必要になります。
介護業界において、施設や事業所で真にDX化を浸透させてゆくためにも今後は『ITパスポート』の有資格者が活躍してゆくことに期待します。

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