
介護施設や事業所、障害福祉サービス事業所では運営基準で各種の研修を実施することが義務付けられています。この研修の実施については、管理者やサービス提供責任者の方々は頭を悩ませていることだと思います。
コロナ禍を経て、最近では見放題の介護事業所向け研修動画のサービスも充実してきています。研修レポートの送信機能も付いているものがあり、年間契約すればかなり労力が軽減できます。ただし、それなりのお金がかかります。
介護報酬はなるべく職員に還元したいものですね。そのためには、できる限りの内製化が求められます。でも、職員の負担が増えてしまっては、元も子もぁりません。では、どうすれば、簡単に研修動画の内製化ができるのでしょうか?
ここも、デジタル化が肝になります。動画の元ネタはネットにあふれています。ただし、利用規約があるので、元ネタとして勝手に使うわけにはいきません。そこで、政府の資料を元に研修動画を作ってみてはどうでしょうか?
以下はその一例です。以下のサイトにある資料を動画化してみました。
『事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化』
サイトの資料はもちろん動画ではありません。これを動画にするには、文字データを音声化して(ここでは「音読さん」を使っています)、音声データに合わせてスクショした画像をペタペタと、動画編集ソフトで貼り付けてゆきます。
PDFや紙ベースの資料でも同じような手法で出来ます。紙ベースの資料を動画化するには、OCRで文字情報だけを抜き出せばOKです。もちろん、書き言葉と話し言葉は微妙に違うので、抽出したテキストデータは見直す必要があります。でも、ここも最近はやりのAIで修正してもらえば爆速で作業できますね。慣れれば半日もあれば、ゼロから動画化までできます。
研修動画は、ホームページにアップしても良いし、YouTubeの限定配信で見てもらっても良いでしょう。せっかくなのだから、レポートは紙、ではなく、オンラインレポートにしましょう。WordPressの「Contact Form7」を使っても良いですし、YouTubeであればコメントでも良いでしょう。
動画編集のスキルは、研修だけではなく、各種の周知や申し送り、伝達事項等にも使えますので、仕事を効率よく、ヘルパーさんにとっても参加しやすく分かりやすい方法として必須だと思います。なにより、動画編集って楽しいですよ!
みなさまもぜひ、動画編集にトライしてみましょう!!(下記は、サンプル動画です)



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