介護施設セキュリティ経営シミュレーションゲーム

介護施設セキュリティ経営シミュレーションゲーム 遊び方ガイドブック

1. ゲームの目的と概要

「サイバー・ケア・マネージャー：介護施設セキュリティ経営シミュレーション」は、プレイヤーが介護福祉施設の管理者となり、日々のセキュリティ対策への投資を通じて施設を運営するゲームです。最終目標は、36ターン（3年間）を 予算破綻や利用者からの信頼失墜なく乗り切り、高いセキュリティレベルと安定した経営基盤を確立することです。

2. 画面の見方と基本操作

ゲーム画面は主に3つのエリアに分かれています。

A. 施設サマリー（左上）

施設の現在の状態を示す重要なパラメーターです。常に最新の状態をチェックし、特に低い数値がある場合は優先的に対策を講じましょう。

B. 職員意識レベル（左下）

個々の職員のセキュリティ意識の平均値です。意識が低い職員がいると、施設全体のセキュリティレベルの自然低下（劣化）が早くなります。「セキュリティ研修の実施」アクションで意識をまとめて向上させることができます。

C. アクション選択パネル（中央）

このエリアで、毎ターン実行するセキュリティ対策を選択します。各アクションにはコストと、実行後に得られる効果（セキュリティレベル向上値など）が表示されています。予算が不足しているアクションはボタンが灰色になり、実行できません。

3. ターンの進め方（3ステップ）

ステップ1: アクションの実行

中央のパネルから実行したいセキュリティ対策をクリックします。予算が消費され、セキュリティレベルなどのパラメーターが即座に上昇し、右側のニュースフィードに実行結果が表示されます。1ターンに複数のアクションを実行可能です。予算が許す限り、必要な対策を講じてください。

ステップ2: ターン進行

今ターン実行したいアクションがすべて終わったら、画面下の【次へ（1ヶ月経過）】ボタンをクリックします。このとき、以下の処理が自動で実行されます。
①収支計算: 毎月の収益から固定費が差し引かれ、予算が更新されます。
②資産の劣化: セキュリティレベルと職員教育進捗が自然に低下します。
③イベント判定: ランダムなセキュリティインシデント（ランサムウェアなど）の発生判定が行われます。

ステップ3: インシデント対応（発生時のみ）

【次へ】ボタンを押した結果、重大インシデントが発生した場合、ゲームは「緊急対応モード」に移行します。
①通常のセキュリティアクションが全て停止します。
②中央パネルに【インシデント対応（復旧作業と公表）】ボタンが表示されます。
③このボタンをクリックし、復旧費用を支払うことで、対応が完了します。
④復旧の成功率は、あなたの現在の「総合セキュリティレベル」と「職員教育進捗」によって決定されます。

4. 攻略のヒントとセキュリティマネジメントの学習

💡 攻略のヒント

🚨 ゲームオーバーを防ぐために

①セキュリティレベルを35%以上に維持する: これが最も重要な目標です。レベルが低いと、ゲームの運に頼るしかなくなります。
②予算を最低50万円は残しておく: ランサムウェアが発生すると、対応費用として多額の出費が発生します。常に緊急対応の費用を残しておきましょう。
③信頼度の回復は困難: 一度信頼度を失うと、なかなか回復できません。インシデント発生後は、予算を投入してでも迅速かつ誠実に対応（復旧）することが最優先です。