
あなたは、介護という仕事に誇りを持ち、利用者様の人生に真摯に向き合っていることと思います。だからこそ、自事業所や施設が不正に手を染めていると知ったとき、心の中に激しい怒りが湧き上がってくるのではないでしょうか。
「不正をする事業所は廃業すべきだ」。その厳しい言葉は、決して冷たいものではありません。それは、あなたが心から介護の仕事と、その利用者様を大切に思っているからこそ生まれる、熱く、誠実な想いの表れだと私は思います。
不正がもたらす、見えないダメージ
私たちは、毎日汗を流し、心を尽くして利用者様と向き合っています。それなのに、ニュースやSNSで「介護施設での不正」という見出しを目にするたび、胸が締め付けられるような思いがします。
その度に、私たちは世間から「介護業界って、結局そんなものなのか」という冷たい視線を向けられているように感じます。それは、真面目に働く私たちへの、あまりにも理不尽な評価ではないでしょうか。
不正は、単にお金や記録の問題だけではありません。
- 利用者様への裏切り:最も弱い立場にあるはずの利用者様が、金銭的・精神的な被害を受ける。
- 働く仲間への裏切り:真面目に働く多くの介護職員の努力が、不正というフィルターを通して見られてしまう。
- 社会への裏切り:介護という仕事の社会的信用を著しく損ない、業界全体のイメージを悪化させる。
不正な事業所が存在する限り、私たちは永遠にこの「見えないダメージ」を受け続け、介護という仕事の地位向上は遠ざかってしまうのです。
地位向上のために、必要な「痛み」
「不正な事業所は廃業すべき」。この考えは、単なる感情論ではありません。それは、介護業界が健全に成長し、社会から尊敬される職業となるための、痛みを伴う、しかし不可欠なプロセスだと私は信じています。
不正を行う事業所が淘汰されることは、一時的には業界全体の混乱を招くかもしれません。しかし、その痛みを乗り越えた先には、不正のない、透明性の高い業界が待っています。
- 真摯に介護と向き合う事業所が正当に評価され、成長できる。
- 働く私たちも、誇りを持って仕事に臨める。
- 利用者様とそのご家族が、心から安心してサービスを利用できる。
不正な事業所を許さないという強い意志を持つこと。それが、巡り巡って、私たちの仕事の社会的イメージを高め、「介護士」という職業が、誰もが尊敬し、目指したいと思う仕事になるための第一歩なのだと、私は強く願っています。
あなたの想いは、決して一人だけの孤立した意見ではありません。真剣にこの仕事と向き合う、すべての介護職の共通の願いなのだと、私は確信しています。
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