介護事業所の電子契約アプリを作ってみた!

福祉機器展2025に行って様々なアプリを見てきた結果、がぜんやる気になってしまった私。

電子契約アプリを作ってみたくなり、作ってみました。もちろんAIの協力のもとバイブコーディングにより作りました。

とりあえず新しいアプリを完成まで作ってみると、いろいろ勉強になるものです。今回は、利用者がスマホやパソコンで契約したものを、利用者と管理者にPDF形式の契約関係書類をメールの添付ファイルで送るといった仕様です。

『signature_pad』や『PHPMailer』、『tcpdf』といったライブラリーを使って作りました。このようなアプリは、どんなライブラリーを使ってどのように作るのか、デバッグを繰り返しながら苦労はするものの、完成すると感慨ひとしおです。とりあえず作ってみることの重要性を実感できます。


契約関係書類は、『契約書』『重要事項説明書』『契約書別紙(利用者個別の事項)』『個人情報取扱同意書』『法定代理受領同意書』の5つの書類からなります。

それぞれの書面ごとに、確認と同意のチェックボックスを設けています。

各書面はスクロールすると全文を見ることができるようにしました。5つの書面全ての書面にチェックを入れるまで、書面しか表示されていません。

全ての書面のチェックボックスに☑をすると、下部に署名欄が表示されます。

利用者の『氏名』『メールアドレス』『住所』、必要に応じて家族等の署名代行者の情報を入力します。メールアドレスは署名済みの書類を送信するために必須となります。

必要な個所が入力出来たら、署名パッドに指かタッチペン、マウスで署名をします。署名をしたら、『全体を確認し、契約を締結する』ボタンを押します。

契約締結ボタンを押すと、データがバックエンドに送信されます。今回は、レンタルサーバーにデプロイしていて、バックエンドはPHPで作っています。

すると、契約完了のメニューが表示され『契約書PDFをダウンロード』ボタンを押すとPDFの契約関係書類がダウンロードできます。別途、入力したメールアドレス宛にメールが送られます。同時に管理者にも同じ内容が送信されます。

10ページほどのA4に整形された契約関係書類がダウンロードできますので、ファイルとして保存しても良いですし、プリントして紙で保存しても良いです。介護事業所側でも同じで、データかペーパーで保存します。

署名は画像データに変換され、契約関係書類のPDFの最終ページに載ります。タイムスタンプで、契約日時も自動で入力、表示されます。

まだ若干の修正を加えなければいけない箇所はありますが、システムとして、非エンジニアの介護職の私にも、電子契約のシステムを作ることができました。

事業所から契約内容の書面について説明する必要はありますが、これらも動画に撮ってアクセスのURLや電子契約の解説の動画も付ければ、同じ内容を何度も利用者ごとに説明しなければならない『ムダ』や、サービス提供責任者や同じサ責でも毎回説明内容が違ってきてしまう、省略してしまう等の『ムラ』、利用者本人ではなく働いている家族等に説明し契約しなければならないために時間外や休日に契約作業をしなければならないといった『ムリ』の3M(ムダ・ムリ・ムラ)の解消ができます。

いかがでしたでしょうか? 直接支援といった現場仕事とは別の業務も、アイデア次第でめちゃくちゃ楽しい作業に昇華させることだって可能なのです。。。

↓サーバー内でのディレクトリ構造を参考に載せます。

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