【介護×IT】プログラミングで業務改善!? 訪問介護の現場を「Webアプリ」で変える挑戦!

 皆さん、こんにちは! 今回は、少し変わった視点から、介護現場の可能性についてお話ししたいと思います。実は私、最近ひょんなことからプログラミングの面白さに目覚めてしまいました!
 そして、「このスキルを、日頃お世話になっている訪問介護事業所の業務に活かせないだろうか?」という思いがムクムクと湧き上がってきたんです。

 そんな私の、介護とITを繋ぐ挑戦の記録を、皆さんと一緒に見ていきましょう!

ゼロからのスタート! フロントエンド開発で感じた「便利さ」

 プログラミングと聞くと、「難しそう」「自分には無理…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。私も最初はそうでした。
 でも、まずはとっつきやすいところから始めてみようと思い、Webサイトの見た目を作る技術であるHTML、CSS、JavaScriptの勉強を始めました。これらは「フロントエンド」と呼ばれる領域で、私たちが普段目にしているウェブページの見た目や動きを司る部分です。

 参考書やオンラインの教材と格闘すること数週間…初めて作ったのは、シンプルな「ストレスチェックテスト」のアプリでした。画面上で質問に答えていくと、瞬時に結果が表示されるという、本当に簡単なものですが、これがもう感動の連続!

 最初にストレスチェックアプリの開発に取り組んだのは、実際にExcelベースで実施した経験があり、その時に「あまりスマートな方法じゃないな」と感じたからです。こころの耳版のはあくまでもセルフチェックだし、厚労省のExcel版のは大規模法人向けで、設問も現場に合わせて改変したかったからです。

 「え、こんなに簡単にWeb上で計算や情報出力ができるんだ!」と、その便利さに衝撃を受けました。紙のテストを配布して手作業で集計していたことを考えると、これはまさに「業務効率化の第一歩」だと実感した瞬間でした。

夢広がる!「介護報酬早わかりアプリ」も夢じゃない!?

 この「ストレスチェックテスト」の経験を通じて、私の中には次々とアイデアが湧いてきました。
 例えば、「サービス内容とサービス提供時間を入力すると、介護報酬の額が即座に分かる介護報酬早わかりアプリ」なんてどうでしょう?

 訪問介護事業所にとって、介護報酬の計算は非常に重要な業務ですが、サービスの種類や加算、端数処理など、複雑な要素が絡み合います。もし、Webアプリでサッと入力するだけで、正確な介護報酬が計算できたら…職員の皆さんの業務負担はぐっと減り、請求ミスも減るはずです。フロントエンドの技術だけでも、このような「計算と出力」に特化したアプリは十分に実現可能だと感じています。

バックエンドの壁を乗り越え、データ送信も可能に!

 「よし、この調子で色々なアプリを作ってみよう!」と意気込んだものの、すぐに壁にぶつかりました。例えば、ストレスチェックの結果をユーザーや実施者に送信したりするには、「バックエンド」と呼ばれる、データの処理や保存を行う部分の知識が必要だったのです。

 そこで、共用のレンタルサーバーに標準搭載されていることが多いという理由で、PHPというプログラミング言語を学ぶことにしました。これもまた一苦労でしたが、なんとか「ストレスチェックの結果を受検者と実施事務従事者に自動でメール送信する」というバックエンドの機能を作り上げることができました! 実際に送信できた時には、超絶感動しました!!

 この経験は、単にアプリが動く喜びだけでなく、「ITで業務を円滑に進める」という、具体的なイメージを掴む大きな一歩となりました。

 実際に「業務で使えるアプリ」を一つでも作ってみると、巷にあふれるWebやアプリは、このようなコードで表現されていたんだ、とか、公開したらどんなセキュリティ上のリスクがあるのか。とか、そのリスクをコードで表現するにはどうしたらよいのか、等など、様々なことが学べます!

さらなる高みへ! 「タイムスタディ調査アプリ」への挑戦

 さらに、今後の構想ではありますが、介護現場で切実に必要とされているのが、生産性向上の取り組みで必須となるタイムスタディ調査です。職員が、どの業務にどれくらいの時間を費やしているかを詳細に記録するこの作業は、非常に手間がかかります。

 もし、スマートフォンから簡単に「〇〇業務開始」「〇〇業務終了」「休憩」…などをタップするだけで、自動的に時間と業務内容が記録される「タイムスタディ調査アプリ」が作れたら…!
 これはもう、職員の皆さんの負担を劇的に減らし、正確なデータを収集できる画期的なツールになるはずです。

 もちろん、既存のアプリもありますが、施設向けだったり、厚労省のExcel版のは手間がかかり過ぎます。

 ただ、このレベルのアプリを作るには、少しハードルが上がります。記録したデータを保存するためのデータベースの勉強や、特に介護現場の重要な情報を扱うため、セキュリティに関する知識も必須になります。具体的には、データベース管理システムであるMySQLなどを新たに学ぶ必要があるでしょう。

 正直なところ、「うわ、また新しいことを覚えなきゃ…」という気持ちも少しありますが、それ以上に「これが作れたら、どれだけ業務が楽になるだろう!」というワクワク感が勝っています。勉強は大変でも、その先に現場の皆さんの笑顔が見えると思えば、頑張れる気がします!

他にも介護現場で役立つWebアプリ、どんなものが考えられる?

 私のプログラミング学習はまだ始まったばかりですが、この経験を通じて、「ITの力で介護現場をより良くできる」という可能性を強く感じています。

 皆さんと一緒に考えてみたいのですが、他にどんなWebアプリが介護・福祉の現場で役立つでしょうか?  以下はAI(Google Gemini)に出してもらったものです。

  • 利用者様の情報共有アプリ: ケアプランの進捗状況、日々の体調変化、特記事項などを職員間でリアルタイムに共有できるシンプルなアプリ。手書きの申し送りや口頭での伝達による情報漏れを防ぎ、迅速な対応を可能にします。
  • シフト希望提出&確認アプリ: 職員がスマホから簡単にシフト希望を提出でき、管理者も一目で希望状況を把握できるシステム。紙でのやり取りやExcelでの管理よりも効率的で、シフト作成の負担軽減に繋がります。
  • 研修動画・資料共有アプリ: 介護技術の研修動画や業務マニュアルなどを、必要な時にいつでもスマホから閲覧できるライブラリ。新人職員の教育や、既存職員のスキルアップに役立ちます。
  • 物品管理アプリ: 事業所内の備品や消耗品(おむつ、グローブなど)の在庫状況を登録・管理し、残量が少なくなったら自動でアラートを出す機能。発注忘れや無駄をなくし、効率的な物品管理を実現します。
  • 緊急連絡先リストアプリ: 利用者様のご家族や緊急連絡先を、個人情報に配慮しつつ、必要な職員がすぐに確認できるアプリ。災害時や緊急時に迅速な対応を可能にします。

 いかがでしょうか?  こんな風に、日々の業務の中で「こうなったら便利なのに…」と感じることを、ITの力で解決できるかもしれません。

 介護現場の皆さんのアイデアも、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです! 私も引き続き、現場の皆さんの役に立てるようなWebアプリ開発に挑戦していきたいと思います。

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